三角骨障害

三角骨障害とは

三角骨障害とは、足首の後ろ側にある「三角骨」という過剰骨が原因で起こる足関節の障害です。足首を伸ばす動作（底屈動作）を行うと、この三角骨が周囲の骨（距骨、脛骨、踵骨）に挟まれたり擦れたりして炎症を起こします。その結果、アキレス腱周辺に痛みを引き起こすのです。

特にバレエやサッカーなど、足首を頻繁に使うスポーツをする人に多く見られます。

全人口の約5〜12％に三角骨が存在するとされていますが、三角骨があっても症状が出ない人も多くいます。実際に症状として現れるのは、足首を酷使するスポーツ選手やダンサーに多い傾向があるのです。現代病といえます。

三角骨障害を放置すると、痛みが慢性化し、スポーツ活動だけでなく日常生活にも支障をきたすようになります。痛みをかばうことで不自然な動きが定着し、他の部位にも障害が発生することもあるのです。

鎮痛剤への依存が強まり、薬の副作用のリスクも高まります。炎症が長期化することで、周囲の靭帯や腱にも二次的な障害が発生する可能性があります。最悪の場合、競技やダンスなどの活動を継続できなくなり、キャリアの中断や断念を余儀なくされることもあるのです。

痛みを我慢して続けることは、決して良い選択とは言えません。早期の適切な対応が、将来の活動継続のカギとなります。

三角骨障害の原因

開院以来、当院には三角骨障害でお困りの方が数多く来院されています。

三角骨障害はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

三角骨障害の原因として次のものが挙げられます。

三角骨障害はこれら複数の原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

足首を伸ばす動作（底屈動作）を繰り返し行うことで、三角骨が周囲の骨に挟まれて炎症を起こします。また、三角骨は約10％の人に存在する過剰骨で、その大きさや形状には個人差があり、大きい三角骨を持つ人ほど症状が出やすい傾向があります。

足首の捻挫によって三角骨周辺の靭帯や筋肉が損傷し、その後の回復過程で三角骨障害を発症することもあります。さらに、足の親指を曲げる筋肉の腱鞘炎が併発したり、足部や下肢全体のアライメントが不良な場合も、三角骨に過度な負荷がかかりやすくなります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。三角骨障害は豊富な改善実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

三角骨障害への対応として、次のようなものが一般的です。

保存療法

長期間の安静はかえって筋力低下を招き、回復後のパフォーマンス低下につながる可能性があります。特にアスリートやダンサーにとって、長期の活動休止は大きな問題となります。

注射療法

一時的な効果にとどまることが多く、繰り返し注射することによる組織へのダメージが懸念されます。また、痛みを抑えることで無理な活動を続けてしまい、症状を悪化させるリスクもあります。

手術療法

術後のリハビリ期間が長く（約2〜3ヶ月）、競技復帰までに時間がかかります。また、手術自体のリスクがないとはいえません。

三角骨障害を改善するために

三角骨障害の改善には、まず正確な検査と診断が不可欠です。当院では、5種類の独自検査を行い、症状の原因を明確にします。三角骨の存在だけでなく、周囲の筋肉や靭帯の状態、足部全体のアライメントなど、総合的に評価します。

検査結果に基づいて、一人ひとりに合わせた施術計画を立てます。三角骨周辺の炎症を抑えるだけでなく、足部全体のバランスを整え、過度な負荷がかからないようにすることが重要です。また、適切な動作指導やエクササイズの指導も行い、再発防止にも力を入れています。

当院の施術では、手術に頼らずに症状を改善できるケースも多くあります。

もちろん、症状の程度によっては手術が必要な場合もありますが、まずは手術せずに改善する可能性を探ることをお勧めします。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、三角骨障害の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

豊富な知識と経験を持つ院長が、検査から治療まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、20年以上の臨床経験を持つ院長が問診・検査から施術まで責任をもって担当します。三角骨障害のような専門的な症状こそ、経験豊富な施術者による対応が重要です。

当院で三角骨障害が改善する理由

5種類の独自検査で症状の原因を明確にし、一人ひとりに合わせた施術計画を立てます。ミリ単位で画像を解析し、理想的な姿勢との差異を検出する姿勢分析システムなど、最新の設備も導入しています。

解剖学を基礎にした確かな技術で高い改善率を実現しています。数々の治療院で経験を積み、開院してから14年、さまざまな症状の臨床経験を重ねる中で独自の治療法を確立してきました。

計画的な再検査を行い、経過を客観的に確認します。改善の進み具合を数値化することで、患者様にも分かりやすく説明し、安心して施術を受けていただけます。

三角骨障害のQ＆A

三角骨障害は自然に治りますか？

完全に自然治癒することは稀ですが、適切な休息と負荷管理によって症状が軽減することはあります。ただし、原因となる活動を続ける限り、再発のリスクは残ります。根本的な改善には、適切な治療とフォーム修正、身体のバランス調整が必要です。

三角骨障害の人がやってはいけないことは？

痛みを感じる底屈動作（つま先立ち、ジャンプの着地など）の繰り返しは避けるべきです。また、痛みがあるにも関わらず無理に練習を続けることや、適切な診断なしでの自己判断による強い負荷をかける行為も控えましょう。

手術以外の方法で完治することは可能ですか？

可能です。多くの場合、適切なリハビリ、身体のバランス調整、フォーム修正などで症状が改善します。三角骨があっても痛みなく過ごせる方も多いため、手術は最終手段と考えるべきでしょう。

なぜ三角骨があっても痛みが出ない人がいるのですか？

三角骨の大きさや形状、位置の違い、周囲の筋肉や靭帯の柔軟性、足部全体のアライメントなどが関係しています。また、活動内容や強度によっても症状の出方は異なります。適切な身体の使い方ができていれば、三角骨があっても問題ない場合が多いです。

バレエやスポーツを続けながら治療することは可能ですか？

症状の程度によります。軽度であれば、動作の修正やテーピング、適切なウォームアップなどで継続できる場合もあります。しかし、炎症が強い時期は一時的な休息が必要で、無理を続けると慢性化するリスクがあります。

三角骨障害に悩まされていた皆さまも、当院での整体施術を受けて、このような変化がありました。

三角骨障害は適切な治療によって大きく改善する可能性があります。当院では、一人ひとりの状態に合わせた施術計画を立て、根本的な改善を目指します。

「手術しか方法がない」と言われた方も、まずは当院の検査を受けてみてください。

痛みに悩まされる日々から解放され、再び好きな活動を思い切り楽しめる未来に向かえるようお手伝いさせていただきます。