モートン病

モートン病とは

モートン病は、足の指の付け根部分、特に中指と薬指の間の神経が圧迫されて炎症を起こす状態です。この神経の周囲が腫れて厚みを帯び、「モートン神経腫」と呼ばれる結合組織の塊が形成されることもあります。

足の指先に向かって鋭い痛みや焼けるような痛み、しびれが特徴的な症状です。多くの場合、歩行時に痛みが強くなりますが、症状が進行すると安静時にも痛みを感じるようになります。

特に30〜40代の女性に多く見られる傾向がありますが、近年では20代の若い女性にも増加しています。女性の発症率は男性の約4倍と言われており、ハイヒールを日常的に履く機会の多い女性や、立ち仕事が多い職業の方に多く見られます。

モートン病を放置すると、症状が徐々に進行し、初期は歩行時だけだった痛みが、安静時にも現れるようになります。日常生活での歩行や立ち仕事が困難になり、生活の質が著しく低下してしまうことも少なくありません。

足をかばって歩くことで姿勢が崩れ、膝や腰など他の部位にも痛みが出ることがあります。

長期間の痛みによって精神的なストレスも増加します。好きな靴を履けなくなるだけでなく、ウォーキングなどの健康維持活動も制限され、生活全体に大きな影響を及ぼします。

早期に適切な対処をすることで、症状の進行を防ぎ、重症化を回避できる可能性が高まります。痛みを我慢せず、お気軽にご相談ください。

モートン病の原因

開院以来、当院にはモートン病でお困りの方が数多く来院されています。

これまでの施術経験から言えるのは、モートン病の原因はひとつではなく複合的であるということです。

モートン病の原因として次のものが挙げられます。

モートン病はこれら複数の原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

特にハイヒールや先の細い靴は足の前部に過度な圧力をかけ、神経を圧迫します。3cm以上のヒールは足の前部に体重が集中するため特に危険です。また、偏平足や外反母趾などの足の変形がある方は、足のアーチが崩れて神経への圧迫が起こりやすくなります。

長時間の立ち仕事やランニングなど足の前部に繰り返し負荷がかかる活動も原因となります。これらの要因が複合的に作用し、神経への圧迫と炎症を引き起こすのです。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

当院では5種類の独自検査で症状の原因を明確にし、あなたに最適な施術プランをご提案します。

病院とはここが違います

モートン病への対応として、次のようなものが一般的です。

保存療法（非手術的治療）

症状の一時的な緩和は得られても、根本的な原因にアプローチしていないため再発しやすいこともあります。また、効果を実感するまでに時間がかかることが少なくありません。

薬物療法

ステロイド注射は短期的には効果があるものの、長期的には約70%の人が症状の再発を経験します。消炎鎮痛剤の長期使用は胃腸障害などの副作用のリスクがあり、根本的な原因を解決するものではありません。

手術療法

手術後の回復期間中は日常生活に制約が生じます。手術部位の神経損傷などの合併症のリスクがあり、手術後も20〜30%の人に神経腫が再発するという報告があります。

モートン病を改善するために

まずはあなたのモートン病の本当の原因を明らかにします。病院等で診断が出ていたとしてもそれが本当の原因で症状が出ているとは限りません。

そのために体の状態を詳しくみていく必要があります。本当の原因が分かっていない状態で、治療を始めてしまっては行き当たりばったりになってしまい、根本的な改善が見込めません。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、モートン病の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

豊富な知識と経験を持つ院長が、検査から治療まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

腰痛と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。姿勢や骨盤の歪み、筋肉や関節の可動域などをチェックしたうえで改善を目指します。

当院でモートン病が改善する理由

モートン病の改善には、まず正確な診断と原因の特定が不可欠です。当院では詳細な足の検査と姿勢分析を行い、あなたの症状の根本原因を明らかにします。

足の構造を整える施術と、神経への圧迫を軽減するアプローチを組み合わせた総合的な治療を行います。足のアーチを支える筋肉の強化や、足首の柔軟性を高めるストレッチ指導なども必要に応じて行います。

早期に適切な対応をすることで、手術を回避し、自然な足の機能を維持したまま健康的な生活を取り戻すことが可能です。痛みを我慢せず、お気軽にご相談ください。

モートン病のQ＆A

モートン病は自然に治りますか？

モートン病は一度発症すると、神経腫が自然に消えることはほとんどありません。しかし、早期に適切な対策（靴の変更や負担軽減など）を取ることで、症状が改善または消失することがほとんどです。放置すると症状が進行するため、早めの対応が重要です。

モートン病の人がやってはいけないことは？

ハイヒールや先の細い靴の着用、長時間の歩行やランニング、ジャンプを多用するスポーツ活動は避けるべきです。また、痛みのある部位を直接マッサージすることも炎症を悪化させる可能性があるため控えましょう。裸足で硬い床を歩くことも神経への刺激となるので避けましょう。

モートン病は両足に発症することがありますか？

はい、約15〜21%の患者さんが両足に症状を発症するとされています。片足の症状が進行した後に、もう一方の足にも同様の症状が現れることがあります。

モートン病の治療期間はどのくらいですか？

個人差がありますが、早期に適切な治療を始めるほど回復は早くなります。軽度の場合は数週間で改善することもありますが、進行した状態では数ヶ月以上かかることもあります。当院では初回検査により、症状に合わせた治療期間を明示します。

モートン病は再発しますか？

適切な対策を取らないと再発する可能性があります。特に原因となる靴の着用や活動を続けると症状が戻りやすいです。生活習慣の改善と定期的なケアが再発防止には重要です。当院では再発防止を含めた治療計画もご提案していきます。

モートン病に悩まされていた皆さまも、当院での整体施術を受けて、このような変化がありました。

当院では、モートン病の根本原因にアプローチする施術を行っています。足の構造を詳細に分析し、一人ひとりに合わせた施術プランをご提案します。痛みの緩和だけでなく、再発防止まで考えた総合的なケアで、あなたの健康な未来をサポートします。

モートン病は早めに対処することで、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。