赤ちゃんの向き癖

赤ちゃんの向き癖とは

向き癖とは、赤ちゃんが仰向けに寝ているときに、いつも同じ方向に顔を向けて寝る状態のことです。

首がすわる前の生後数か月の赤ちゃんによく見られる現象で、頭蓋骨が柔らかい時期に同じ方向を向き続けることで、頭の形に変形が起こりやすくなります。

多くの場合は病気ではなく、胎内環境や生後の寝る位置などの環境要因によって起こる自然な現象ですが、放置すると頭蓋変形症につながる可能性があります。

生後3か月までの乳児の約60％に向き癖が見られるとされており、決して珍しい症状ではありません。

向き癖を放置すると、頭の形の変形が進行し、後頭部の平坦化や頭全体の歪みが固定化してしまいます。

軽度であれば成長とともに目立たなくなることもありますが、重度の場合は自然には改善しません。

さらに深刻なのは、向き癖の反対側の股関節に開排制限が生じ、発育性股関節形成不全を引き起こすリスクが87％と高くなることです。これは将来的な歩行に影響を与える可能性があります。

極端な場合には、頭蓋骨の変形により脳の発達に影響を与え、将来的に発達障害の原因となる可能性も指摘されています。

赤ちゃんの向き癖の原因

開院以来、当院には赤ちゃんの向き癖でお困りの方が数多く来院されています。

これまでの施術経験から言えるのは、赤ちゃんの向き癖の原因はひとつではなく複合的であるということです。

赤ちゃんの向き癖の原因として次のものが挙げられます。

赤ちゃんの向き癖はこれら複数の原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の原因が引き金となり、頸椎関節の可動域減少や首・体幹の筋肉の緊張などが発生し、向き癖が発症します。

胎内での姿勢や圧迫により生まれる前から特定の方向への向き癖が形成されることがあります。

また、母親の利き手や寝る位置、ベビーベッドの配置、光の方向などが赤ちゃんの向く方向に影響することも多くあります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。赤ちゃんの向き癖は豊富な改善実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

赤ちゃんの向き癖への対応として、次のようなものが一般的です。

経過観察

改善しない場合の対応が遅れ、頭蓋変形が進行してしまうリスクがあります。また、保護者の不安が解消されず、育児ストレスが増大する可能性があります。

体位変換指導・理学療法

赤ちゃんが嫌がって泣いてしまい、保護者にストレスがかかります。

継続的な実施が困難な場合があり、専門的な技術が必要で、適切な施設や専門家を見つけるのが困難な場合があります。間違った方法では症状が悪化する可能性もあります。

ヘルメット治療

高額な費用がかかり、装着期間中の皮膚トラブルや赤ちゃんの不快感が生じることがあります。装着期間は約6か月～1年程度と長期間になります。

赤ちゃんの向き癖を改善するために

まずはお子さまの向き癖の本当の原因を明らかにします。病院等で診断が出ていたとしてもそれが本当の原因で症状が出ているとは限りません。

そのために赤ちゃんの体の状態を詳しくみていく必要があります。本当の原因が分かっていない状態で、治療を始めてしまっては行き当たりばったりになってしまい、根本的な改善が見込めません。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、赤ちゃんの向き癖の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

豊富な知識と経験を持つ院長が、検査から治療まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

赤ちゃんの向き癖と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。頭の位置や首の状態、体幹のバランスなどをチェックしたうえで改善を目指します。

当院で赤ちゃんの向き癖が改善する理由

赤ちゃんの向き癖の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ、身体や症状の変化を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さないことで治療効果が高まり、それが当院における赤ちゃんの向き癖の豊富な改善実績に繋がっています。

赤ちゃんの向き癖のQ＆A

赤ちゃんの向き癖は自然に治りますか？

軽度の向き癖であれば、生後1～2か月頃までに適切な対処をすることで改善の可能性があります。しかし生後2か月以降は完全に治すのが難しくなり、多くは赤ちゃんの好みによるものです。首がすわる頃には自然と改善傾向が見られますが、頭の変形が進んでいる場合は専門的なケアが必要です。

赤ちゃんの向き癖でやってはいけないことは？

無理やり頭の向きを変えることは避けましょう。赤ちゃんが嫌がって泣いてしまい、ストレスになります。また、向き癖の反対側の脚が立て膝状態にならないよう注意が必要です。強引な体位変換は筋肉や関節に負担をかけてしまう可能性があります。

向き癖はいつまでに治る可能性がありますか？

生後1～2か月頃までであれば改善の可能性が高いですが、それ以降は難しくなります。首がすわり、寝返りができるようになる生後4～6か月頃には自然と改善傾向が見られることが多いです。ただし、頭の変形については別途対処が必要な場合があります。

頭の形の変形は元に戻りますか？

軽度であれば成長とともに目立たなくなりますが、重度の変形は自然には改善しません。早期の適切な対処が重要で、場合によってはヘルメット治療が必要になることもあります。生後2～6か月が治療に最適な時期とされています。

向き癖が股関節に影響することはありますか？

はい、向き癖により体が捻れ、反対側の脚が立て膝状態になると股関節脱臼のリスクが高まります。約87％のリスク増加が報告されており、注意深い観察が必要です。早期発見・早期治療が重要となります。

赤ちゃんの向き癖に悩まされていた皆さまも、当院での整体施術を受けて、このような変化がありました。

当院の整体と赤ちゃんの向き癖は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも珍しくありません。

赤ちゃんの向き癖は早めに対処することで、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。