SLAP損傷

SLAP損傷とは

SLAP損傷とは、肩関節の上方にある関節唇という軟骨組織が断裂または剥離してしまう状態です。

「SLAP」は「Superior Labrum Anterior and Posterior」の略で、肩関節の上部前方から後方にかけての関節唇の損傷を意味します。

この部分は上腕二頭筋の腱が付着している重要な部位です。損傷すると肩の安定性が失われ、痛みや機能障害を引き起こします。

特に野球、テニス、水泳、バレーボールなどのオーバーヘッド動作を伴うスポーツ選手に多く見られる症状です。

一般の方でも、転倒や事故などの外傷、加齢による変化、日常的な姿勢の悪さなどが原因で発症することがあります。肩に違和感を感じたら早めの対処が大切です。

SLAP損傷を放置すると、さまざまな問題が生じる可能性があります。

まず、慢性的な肩の痛みが続き、日常生活に支障をきたすようになります。痛みのために夜間の睡眠が妨げられ、生活の質が低下することも少なくありません。

また、肩関節の不安定感が増し、腕を上げる動作がさらに困難になっていきます。肩関節の可動域が制限され、筋力低下が進行することで、日常生活の様々な場面で不便を感じるようになるでしょう。

スポーツ活動や仕事の継続が困難になり、QOL（生活の質）が著しく低下することも見過ごせません。早期の適切な対処が、将来の健康な肩を守るために非常に重要なのです。

SLAP損傷の原因

開院以来、当院にはSLAP損傷でお困りの方が数多く来院されています。

これまでの施術経験から言えるのは、SLAP損傷の原因はひとつではなく複合的であるということです。

SLAP損傷の原因として次のものが挙げられます。

SLAP損傷はこれら複数の原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

野球の投球、テニスのサーブ、水泳など、頭上に腕を挙げて力を入れる動作を繰り返すことで、関節唇に過度な負担がかかり、徐々に損傷していきます。

また、転倒や事故で肩を強打したり腕を引っ張られたりすることで、突発的に関節唇が損傷することもあります。

年齢とともに関節周囲の軟骨が退化し、薄くなることで関節の安定性が低下し、SLAP損傷のリスクが高まります。猫背や肩が内側に入った姿勢は肩関節に負担をかけ、SLAP損傷のリスクを高めます。

肩周りの筋力バランスが崩れると、肩関節の安定性が損なわれ、関節唇への負担が増加します。これらの原因が複雑に絡み合い、SLAP損傷を引き起こすのです。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。SLAP損傷は豊富な改善実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

SLAP損傷への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

一時的に痛みを抑えるだけで根本的な治療にはならず、長期使用による胃腸障害などの副作用リスクがあります。また、薬が効いている間に無理な動きをして症状を悪化させることもあります。

ステロイド注射

一時的な効果はありますが、繰り返し使用すると組織の脆弱化を招くリスクがあります。また、効果は限定的で根本的な解決にはなりません。

手術療法

侵襲的な処置であり、回復には時間がかかります。また、特にスポーツ選手の場合、手術後も完全に元のパフォーマンスに戻れるとは限らず、復帰率は約60%とされています。

SLAP損傷を改善するために

SLAP損傷の改善には、まず正確な診断と原因の特定が不可欠です。当院では、5種類の独自検査を通じて、あなたの症状の根本原因を明らかにします。

肩の痛みは表面的な症状に過ぎず、その背後には姿勢の問題や筋力バランスの崩れ、日常生活での動作パターンなど、様々な要因が隠れています。

検査結果に基づいて、一人ひとりに合わせた施術計画を立てます。

SLAP損傷の場合、肩関節周囲の筋肉のバランスを整えることが特に重要です。関節唇周辺の過度に緊張した筋肉をリリースし、肩関節の状態を正常化させる施術を行います。

また、肩甲骨の動きを改善し、肩関節の安定性を高めるアプローチも効果的です。当院の施術は痛みを取り除くだけでなく、再発防止にも重点を置いています。日常生活での正しい姿勢や動作パターンについてもアドバイスし、自宅でできるセルフケアもお伝えします。

当院の特徴

当院では、SLAP損傷を含む肩の痛みに対して、独自の治療システムを用いた施術を行っています。

また、臨床経験豊富な院長が問診から施術まで一貫して担当しています。施術者が変わることなく、あなたの状態を継続的に把握し、最適な施術を提供します。

5種類の独自検査で症状の原因を明確にします。

姿勢分析システムを用いてミリ単位で体の歪みを数値化し、整形外科検査、筋力検査、徒手検査など専門的な検査を組み合わせて不調の原因を特定していきます。

検査結果に基づいた施術計画を立て、あなたの症状改善への道筋を明確にします。

当院でSLAP損傷が改善する理由

解剖学を基礎にした確かな技術をベースに14年間の臨床経験で培った独自の治療法で高い改善率を実現しています。マニュアル通りのワンパターンな施術ではなく、あなたの状態に合わせて施術を提供していきます。

当院でSLAP損傷が改善する理由は、このような徹底した検査と分析、そして上記で説明したような確かな技術力にあります。

どこに行っても良くならなかった症状でも、当院なら改善できる可能性があります。あなたの肩の痛みを根本から解決し、元の生活を取り戻すお手伝いをします。

SLAP損傷のQ＆A

SLAP損傷は自然に治りますか？

完全に断裂した関節唇は自然治癒しにくいですが、軽度の損傷であれば適切な休息とリハビリで症状は改善することがあります。当院では患部の施術と共に体全体のバランスを整えることで、自然治癒力を最大限に引き出す施術を行っています。

SLAP損傷の人がやってはいけないことは何ですか？

オーバーヘッド動作（腕を頭上に挙げる動作）や重いものを持ち上げる動作は避けるべきです。また、自己流のストレッチや無理な動きは症状を悪化させる可能性があります。当院では個々の状態に合わせた適切な動作指導を行っています。

手術しないとSLAP損傷は改善しませんか？

多くのSLAP損傷は手術なしでも改善可能です。適切な保存療法とリハビリテーション、そして体全体のバランス調整により、手術せずに回復するケースは少なくありません。当院では手術を避けたい方のための総合的なアプローチを提供しています。

SLAP損傷の回復期間はどのくらいですか？

損傷の程度や個人差により異なりますが、保存療法の場合は3〜6ヶ月、手術の場合は6ヶ月〜1年程度かかることが一般的です。当院では回復を早めるための総合的なアプローチを提供しています。

SLAP損傷と診断されたら、どのくらいの期間スポーツを休む必要がありますか？

損傷の程度により異なりますが、一般的に軽度の場合は4〜6週間、中等度から重度の場合は3〜6ヶ月のスポーツ休止が必要です。当院では回復状況を細かく評価し、段階的な復帰プログラムを提案しています。

SLAP損傷に悩まされていた皆さまも、当院での整体施術を受けて、このような変化がありました。

SLAP損傷の改善は、単に痛みを取り除くだけではありません。肩の機能を回復させ、日常生活やスポーツ活動を思い切り楽しめるようになることが真の目標です。

当院の施術を受けた多くの方が、諦めていた活動を再開し、生き生きとした日々を取り戻しています。SLAP損傷は早めに対処することで、改善までの期間も早くなります。お気軽にご連絡ください。