シーバー病

シーバー病とは

シーバー病は10歳前後の成長期の子どもに多く見られるスポーツ障害の一種です。かかとの骨（踵骨）の成長部分に炎症が起こり、痛みや腫れを引き起こします。

特に男の子に多く、サッカーや野球、バスケットボールなど、ジャンプや走ることの多いスポーツをしている子どもに発症しやすい傾向があります。

医学的には踵骨骨端症とも呼ばれ、成長期特有の症状です。成長期の子どものかかとの骨には「成長軟骨」と「骨端核」が存在し、この部分がアキレス腱の強い牽引力によって炎症を起こします。

スポーツをしている小学生の約8〜10%が発症するとされており、決して珍しい症状ではありません。また、シーバー病を発症した子どもの約8割が偏平足などの足のアライメント異常を持っているという報告もあります。

シーバー病を放置すると、痛みが悪化し歩行困難になる場合もあります。痛みをかばった不自然な歩き方により、膝や股関節など他の部位にも負担がかかり、二次的な障害を引き起こす可能性があります。

長期間スポーツができないことによる体力低下も心配です。特に成長期の子どもにとって、運動不足は全身の発達に影響を及ぼします。また、大好きなスポーツができないことによる精神的ストレスも無視できません。

お子さんの将来のために、シーバー病の症状に気づいたら早めの対処が必要です。「成長痛だから」と軽視せず、専門的な検査と適切な対応を受けることが重要です。

シーバー病の原因

開院以来、当院にはシーバー病でお困りの方が数多く来院されています。

これまでの施術経験から言えるのは、シーバー病の原因はひとつではなく複合的であるということです。

シーバー病の原因として次のものが挙げられます。

シーバー病はこれら複数の原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

成長期の子どもの骨は大人に比べて強度が弱く、特に10歳前後は骨の成長が活発な時期です。この時期に長時間のランニングやジャンプなど、かかとに繰り返し負担がかかる運動を行うと、アキレス腱や足底筋膜が踵骨の成長部分を強く引っ張り、炎症を引き起こします。

また、ふくらはぎの筋肉や足底の筋肉が硬くなると、アキレス腱の緊張が高まり、かかとの骨への負担が増加します。偏平足や外反足など足の構造的な問題がある場合も、かかとに過剰な負担がかかりやすくなります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。シーバー病は豊富な改善実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

シーバー病への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

消炎鎮痛剤は一時的な痛みの緩和には効果がありますが、長期使用は避けるべきです。ステロイド注射は即効性がありますが、成長期の子どもには慎重に行う必要があります。

アイシング

一時的な痛みの緩和には効果がありますが、根本的な解決手段とは言い難いです。また、常に氷のうなどを持ち歩くことは現実的ではなく、学校生活では実施が難しいです。

装具療法

インソールは効果的ですが、成長に合わせて定期的に調整や交換が必要です。また、すべての靴に合うわけではなく、特に学校の上履きには使用できないことが多いです。

シーバー病を改善するために

シーバー病の改善には、まず正確な診断と原因の特定が不可欠です。当院では5種類の独自検査を行い、お子さんの症状の根本原因を明らかにします。

そのために体の状態を詳しくみていく必要があります。本当の原因が分かっていない状態で、治療を始めてしまっては行き当たりばったりになってしまい、根本的な改善が見込めません。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、シーバー病の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

当院では、シーバー病の改善に特化した独自の施術法を提供しています。20年以上の臨床経験を持つ院長が問診・検査から施術まで一貫して担当するため、お子さんの状態を総合的に把握した治療が可能です。

特に重視しているのが検査です。姿勢分析ソフトで体の歪みを数値化し、足のアライメント異常を正確に把握します。また、筋力検査や徒手検査も細かく行い、症状の原因を特定します。

当院でシーバー病が改善する理由

検査に基づいて、計画的に施術を行っていきます。

足のアライメント異常がある場合は、それを矯正するための施術を行います。また、ふくらはぎの筋肉やアキレス腱の緊張を緩和するための特殊な手技も効果的です。

痛みの程度に応じて、スポーツ活動の制限についても適切なアドバイスを行います。完全に運動を禁止するのではなく、痛みのない範囲での活動を許容することで、お子さんのモチベーションを維持しながら回復を目指します。

また、成長期のお子さんの場合、体の変化が早いため、定期的な再評価も重要です。当院では計画的に再検査を行い、経過を客観的に確認しながら施術を進めていきます。

当院でシーバー病の改善実績も豊富なのはこのような理由からです。

お子さんの大切な成長期をサポートし、将来の可能性を広げるお手伝いをさせていただきます。シーバー病でお悩みの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。

シーバー病のQ＆A

シーバー病は自然に治りますか？

シーバー病は成長期が終わり、かかとの骨が完全に成長すると自然に治ることが多いです。しかし、その間の痛みや活動制限は子どもにとって大きな負担となります。適切な対処をせずに放置すると、症状が長引いたり悪化したりするため、早期の適切な対応が重要です。当院では根本原因にアプローチし、早期回復を目指します。

シーバー病の人がやってはいけないことは？

痛みを我慢してスポーツを続けることは絶対に避けるべきです。痛みがある状態で運動を続けると、炎症が悪化し回復が遅れるだけでなく、かかとをかばった動きによって他の部位を痛める可能性もあります。また、硬い地面での素足での運動や、クッション性の低い靴の使用も避けた方が良いでしょう。

シーバー病の完治までどのくらいの期間がかかりますか？

症状の程度や個人差によって異なりますが、適切な対応を行えば1〜2ヶ月程度で症状が改善することが多いです。ただし、発症から時間が経過していたり、これまで適切な対応がなされていなかったりすると、回復に時間がかかる場合もあります。当院では原因に応じた総合的なアプローチで、できるだけ早期の回復を目指しています。

シーバー病は手術が必要ですか？

日本ではシーバー病に対して手術を行うことはほとんどありません。基本的には保存的治療（安静、装具、ストレッチなど）で改善します。アメリカなどでは重症例に対して踵骨の骨端部を除去する手術が行われることもありますが、非常にまれです。適切な保存療法で対応するのが一般的です。

シーバー病になりやすい子の特徴はありますか？

10歳前後の成長期の男子に多く、特にサッカーや野球、バスケットボールなどのスポーツをしている子どもがなりやすいです。また、偏平足や外反足などの足のアライメント異常を持つ子ども、急激な成長期にある子ども、ストレッチ不足で筋肉の柔軟性が低下している子どもも発症リスクが高いと言えます。

シーバー病に悩まされていた皆さまも、当院での整体施術を受けて、このような変化がありました。

当院の施術を受けたお子さんたちは、このように日常生活やスポーツ活動に支障なく取り組めるようになっています。シーバー病は適切な対応で必ず良くなります。

お子さんの将来のために、早めの対処が大切です。当院では豊富な経験と確かな技術で、お子さんの痛みを改善し、健やかな成長をサポートします。まずは一度、ご相談ください。