ぎっくり腰（急性腰痛）

ぎっくり腰の症例報告

ぎっくり腰とは

急性腰痛、いわゆる「ギックリ腰」は突然発症する強い腰の痛みを特徴とする症状です。

日常の何気ない動作をきっかけに、脂汗をかくほどの激痛が生じることがあります。その痛みの強さから「魔女の一刺し」とも呼ばれ、体を動かすことが困難になるほどです。

医学的には「急性腰痛症」と呼ばれ、痛みが1日以上続き、1か月以内に治まるものを指します。多くの場合、症状は数日から10日程度で和らぎますが、その間の痛みは非常に強く、日常生活に大きな支障をきたします。

腰痛は日本人の多くが経験する症状で、厚生労働省の調査によると、腰痛の有訴率は約8.5％にも上ります。男性では最も多く、女性では肩こりに次いで2番目に多い愁訴となっています。

急性腰痛を放置すると、様々な問題が生じる可能性があります。

まず、痛みが慢性化し、長く続く慢性腰痛へと移行するリスクが高まります。慢性化すると治療に時間がかかることも少なくありません。

痛みをかばうために不自然な姿勢を続けることで、他の部位にも負担がかかります。それにより新たな痛みや不調を引き起こすことがあるのです。

また、腰の筋肉を使わないことによる筋力低下が進み、再発リスクがさらに高まる悪循環に陥ることもあります。

ぎっくり腰の原因

開院以来、当院にはぎっくり腰でお困りの方が数多く来院されています。

これまでの施術経験から言えるのは、ぎっくり腰の原因はひとつではなく複合的であるということです。

ぎっくり腰の原因として次のものが挙げられます。

ぎっくり腰はこれら複数の原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

重い荷物を急に持ち上げたり、中腰の姿勢から体をひねったりする無理のある動きが引き金となることが多いです。

また、猫背や反り腰などの日常的な姿勢の悪さも大きな要因となります。長時間同じ姿勢でいることによる筋肉の疲労蓄積も見逃せません。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

以前に病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。ぎっくり腰の痛みは当院の施術を受ければかなり短期で改善します。

病院とはここが違います

ぎっくり腰への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

長期に使用してしまうと副作用（胃腸障害、肝機能障害など）のリスクがあります。また、急性腰痛では意外と痛みの軽減に効果が無い場合も多いです。

安静と活動制限

過度の安静は筋力低下を招き、かえって腰痛を悪化させる可能性があります。適切な活動レベルの判断は、個人差や症状の状態にもよるため、難しいため、専門家の指導が必要です。

神経ブロック注射

効果が限定的で効果が少ない場合もあります。また、注射部位の痛みや感染リスク、まれに神経損傷などの合併症の可能性があります。

ぎっくり腰を改善するために

急性期の強い痛みには、まず痛みを和らげる施術を行います。その後、根本的な原因に対するアプローチを段階的に進めていきます。痛みの原因となっている筋肉の緊張を緩め、関節の動きを改善し、姿勢の歪みを修正していきます。

ぎっくり腰では一度経験すると繰り返す人の割合が高く、特に1年の間に複数回、ぎっくり腰を繰り返すような人は要注意です。

当院では、一時的な痛みの緩和だけでなく、再発防止にも力を入れています。腰痛の原因となる生活習慣や姿勢の改善指導、自宅でできるエクササイズの指導も行っています。

当院の特徴

豊富な知識と経験を持つ院長が、検査から治療まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院でぎっくり腰が改善する理由

ぎっくり腰ではまず、今あるつらい痛みを取ることに注力します。

そのうえで検査を行い、ぎっくり腰を起こしてしまう慢性的な原因があるかどうかを詳細に分析します。姿勢や骨盤の歪み、筋肉や関節の可動域などをチェックしたうえで根本改善を目指します。

ぎっくり腰のQ＆A

ギックリ腰になったらどれくらいの期間安静にすべきですか？

実は、激痛があったとしても安静にするのは最低限にするべきです。出来る範囲で日常生活は維持して活動した方がよく、長期間の安静はかえって血流低下、筋力低下を招き回復が遅れます。ただ、程度はあるので当院では個人の状態に合わせた活動レベルの指導を行っています。

ギックリ腰の人がやってはいけないことは？

急性期には重い物の持ち上げ、前かがみでの作業、急な体のひねり、長時間同じ姿勢でいることは避けるべきです。また痛みを我慢して無理に動くことも悪化の原因になります。当院では日常生活での具体的な動作指導も行っています。

急性腰痛と慢性腰痛の違いは何ですか？

急性腰痛は突然発症し、通常1ヶ月以内に治まる強い痛みを特徴とします。一方、慢性腰痛は3ヶ月以上続く持続的な痛みで、身体的要因だけでなく心理的・社会的要因も関与します。当院では両方に対応した総合的なアプローチを提供しています。

痛み止めを飲み続けても問題ないですか？

痛み止めは一時的な痛みの緩和には有効ですが、長期使用は胃腸障害などの副作用リスクがあります。また根本原因の解決にはなりません。当院では薬に頼らない自然回復力を高める施術を提供しています。

ギックリ腰は一度なると繰り返しやすいのでしょうか？

残念ながら再発率は高いです。これは多くの場合、根本的な姿勢や筋力バランスの問題が解決されていないためです。当院では再発予防に重点を置き、生活習慣の改善や予防エクササイズの指導も行っています。

ぎっくり腰に悩まされていた皆さまも、当院での整体施術を受けて、このような変化がありました。

当院での施術を受けることで、このような効果を実感していただけます。急性腰痛は適切な対応で確実に改善できる症状です。痛みを我慢せず、早めの対処が大切です。

長年の腰痛に悩まされてきた方も、初めてギックリ腰を経験した方も、当院の検査と施術で根本から改善を目指しましょう。まずはお気軽にご相談ください。

痛みが全くありません