肘部管症候群

肘部管症候群とは

肘部管症候群とは、肘の内側にある「肘部管」という狭いトンネルの中を通る尺骨神経が圧迫されることで起こる病気です。

この神経は小指と薬指の感覚や手の細かい動きをコントロールしているため、圧迫されると小指側のしびれや痛み、手の筋力低下などの症状が現れます。

厚生労働省の統計によると、末梢神経障害の中で肘部管症候群は手根管症候群に次いで2番目に多い疾患とされています。

特に40歳以上の男性に多く見られる傾向があり、重労働に従事する方や過去に肘の外傷歴がある方での発症率が高いことが報告されています。

肘部管症候群を放置すると、初期の軽いしびれから徐々に症状が進行し、手の筋肉が痩せて握力が著しく低下します。

最終的には小指と薬指が完全に伸ばせなくなる「鷲手変形」という特徴的な手の変形が起こり、日常生活に大きな支障をきたします。

箸やペンが使えなくなり、ボタンをかけることも困難になるため、仕事や家事に深刻な影響を与える可能性があります。

一度進行してしまった筋肉の萎縮や手の変形は、治療を行っても完全には元に戻らないことが多いため、早期の対応が極めて重要です。

肘部管症候群の原因

開院以来、当院には肘部管症候群でお困りの方が数多く来院されています。

これまでの施術経験から言えるのは、肘部管症候群の原因はひとつではなく複合的であるということです。

肘部管症候群の原因として次のものが挙げられます。

肘部管症候群はこれら複数の原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の原因が引き金となり、肘部管内での神経圧迫や血流障害が発生し、しびれや痛みが発症します。それは人によって違い、単に神経の圧迫を取り除くだけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。肘部管症候群は豊富な改善実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

肘部管症候群への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

効果が限定的で、根本的な神経の圧迫は解決されないため症状の進行を止められない場合があります。また、薬によっては眠くなったり、運転や仕事に支障が出てしまうこともあります。

装具療法

夜間の装着による不快感があり、日中の症状には効果が期待できません。また、装具に依存してしまい、根本的な改善には至らないという側面もあります。

神経移行術

手術時間が長く、術後約2ヶ月の肘の安静が必要で、完全な機能回復は保証されません。手術後のリハビリに時間がかかってしまうという側面もあります。

腱移行術

高度な技術を要する手術で、リハビリテーションに長期間を要します。手術による合併症のリスクもあり、慎重な判断が必要です。

肘部管症候群を改善するために

まずはあなたの肘部管症候群の本当の原因を明らかにします。病院等で診断が出ていたとしてもそれが本当の原因で症状が出ているとは限りません。

そのために体の状態を詳しくみていく必要があります。本当の原因が分かっていない状態で、治療を始めてしまっては行き当たりばったりになってしまい、根本的な改善が見込めません。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、肘部管症候群の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

豊富な知識と経験を持つ院長が、検査から治療まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

肘部管症候群と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。姿勢や肘関節の可動域、神経の圧迫状況などをチェックしたうえで改善を目指します。

当院で肘部管症候群が改善する理由

肘部管症候群の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ、身体や症状の変化を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さないことで治療効果が高まり、それが当院における肘部管症候群の豊富な改善実績に繋がっています。

肘部管症候群のQ＆A

肘部管症候群は自然に治りますか？

初期段階であれば生活習慣の改善により症状の進行を止めることは可能ですが、完全な自然治癒は困難です。適切な施術により神経の圧迫を軽減し、症状の改善を図ることが重要です。

肘部管症候群の人がやってはいけないことは？

長時間の肘を曲げた姿勢、肘をテーブルに強く当てること、重い物を持つ作業は避けるべきです。また、症状を悪化させる可能性のある激しいスポーツも控えることをお勧めします。

手術をしないで治すことはできますか？

当院では手技療法により神経周囲の筋肉の緊張を緩和し、血流を改善することで症状の軽減を図ります。早期であれば手術を避けて改善できる可能性が高いです。

どのくらいの期間で症状は改善しますか？

症状の程度により異なりますが、適切な施術を継続することで多くの方が数週間から数ヶ月で改善を実感されています。重要なのは早期の対応と継続的なケアです。

肘部管症候群と手根管症候群の違いは何ですか？

肘部管症候群は肘で神経が圧迫され小指側にしびれが出るのに対し、手根管症候群は手首で神経が圧迫され親指側にしびれが出ます。圧迫される場所と症状の出る部位が異なります。

肘部管症候群に悩まされていた皆さまも、当院での整体施術を受けて、このような変化がありました。

当院の整体と肘部管症候群は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも珍しくありません。

肘部管症候群は早めに対処することで、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。