手根管症候群

手根管症候群とは

手根管症候群とは、手首にある「手根管」というトンネル状の部分で正中神経が圧迫されることで起こる病気です。

正中神経は親指から薬指までの感覚や動きを司る重要な神経で、この神経が圧迫されると手のしびれや痛み、筋力低下などの症状が現れます。

特に女性に多く見られ、妊娠・出産期や更年期に発症しやすいのが特徴です。

パソコン作業の普及や高齢化社会の進行により、患者数は増加傾向にあり、成人女性の約1～3％が罹患するとの報告もあります。

手根管症候群を放置すると、初期の軽いしびれから徐々に症状が悪化していきます。

最終的には親指の付け根の筋肉（母指球筋）が萎縮してしまい、筋肉の萎縮が進むと親指と人差し指でOKサインができなくなり、ボタンかけや縫い物、箸の使用などの日常動作が困難になります。

さらに進行すると手術でも完全な回復が困難になり、永続的な機能障害が残る可能性があります。

手根管症候群の原因

開院以来、当院には手根管症候群でお困りの方が数多く来院されています。

これまでの施術経験から言えるのは、手根管症候群の原因はひとつではなく複合的であるということです。

手根管症候群の原因として次のものが挙げられます。

手根管症候群はこれら複数の原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の原因が引き金となり、手根管内の圧迫や正中神経の機能低下、手首周辺の筋肉や関節、神経などに負担がかかり続けた結果、末梢神経や血流に機能障害が起きて、それが手根管症候群となります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。手根管症候群は豊富な改善実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

手根管症候群への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

根本的な解決には至りません。長期使用による副作用のリスクもあり、薬によっては眠くなったり、運転や仕事に支障が出てしまうことも多いです。

装具療法

日常生活に制限が生じ、装具に依存してしまう可能性があります。また、薬物療法と同様に対処療法であり、根本的な改善ではありません。

ステロイド注射

効果は一時的で、繰り返し注射が必要になることがあります。感染リスクや組織の萎縮などの副作用も懸念されます。

手術療法

肉体的、精神的負担が大きく、手術後のリハビリに時間がかかってしまうという側面もあります。

手根管症候群を改善するために

まずはあなたの手根管症候群の本当の原因を明らかにします。病院等で診断が出ていたとしてもそれが本当の原因で症状が出ているとは限りません。

そのために体の状態を詳しくみていく必要があります。本当の原因が分かっていない状態で、治療を始めてしまっては行き当たりばったりになってしまい、根本的な改善が見込めません。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、手根管症候群の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

豊富な知識と経験を持つ院長が、検査から治療まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

手根管症候群と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。姿勢や肩甲骨の位置、手首の可動域や首の状態などをチェックしたうえで改善を目指します。

当院で手根管症候群が改善する理由

手根管症候群の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ、身体や症状の変化を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さないことで治療効果が高まり、それが当院における手根管症候群の豊富な改善実績に繋がっています。

手根管症候群のQ＆A

手根管症候群は自然に治りますか？

軽度の場合は安静により改善することもありますが、多くは適切な治療が必要です。放置すると筋萎縮など不可逆的な変化を起こす可能性があるため、早期の対処が重要です。

手根管症候群の人がやってはいけないことは？

手首を過度に曲げる動作や長時間の同じ姿勢、重いものを持つことは避けましょう。症状を悪化させる可能性があります。パソコン作業時は適度な休息を取ることが大切です。

手根管症候群と腱鞘炎の違いは何ですか？

腱鞘炎は腱の炎症による痛みが主症状ですが、手根管症候群は神経圧迫によるしびれが特徴的です。症状の現れる部位も異なり、手根管症候群は親指から薬指にかけてしびれが生じます。

両手同時に発症することはありますか？

はい、両手に同時に発症することは珍しくありません。特に妊娠期や更年期の女性では両側性に起こりやすい傾向があります。

手術以外で根本的に治す方法はありますか？

手根管内の圧迫を軽減する保存的治療や、根本原因にアプローチする整体などの代替療法により改善が期待できる場合があります。当院では多くの患者様が手術を避けて改善されています。

手根管症候群に悩まされていた皆さまも、当院での整体施術を受けて、このような変化がありました。

当院の整体と手根管症候群は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも珍しくありません。

手根管症候群は早めに対処することで、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。