野球肘

野球肘とは

野球肘は投球動作を繰り返すことで肘に過度な負担がかかり、肘の内側、または後方に痛みや機能障害を引き起こすスポーツ障害です。

正式には「上腕骨内側上顆炎」や「離断性骨軟骨炎」などの病名がつきますが、総称として野球肘と呼ばれています。

野球以外にも、ソフトボールやテニス、やり投げなど、腕を振る動作を繰り返すスポーツでも発症することがあります。特に成長期の小中学生に多く、ピッチャーやキャッチャーを務める選手に発症率が高いとされています。

日本臨床スポーツ医学会の調査によると、少年野球選手の約20〜25%が経験するという報告があります。また、肩肘痛は睡眠の質が良くない選手に有意に多く見られることも分かっています。

野球肘を放置して投球を続けると、痛みが慢性化し、日常生活にも支障をきたすようになります。肘関節の可動域が制限され、完全に伸ばしたり曲げたりできなくなることも少なくありません。

投球パフォーマンスも低下し、球速の低下やコントロールの悪化が見られるようになります。早期発見・早期治療が何よりも大切です。痛みを感じたら我慢せず、適切な対処を行いましょう。

野球肘の原因

開院以来、当院には野球肘でお困りの方が数多く来院されています。

これまでの施術経験から言えるのは、野球肘の原因はひとつではなく複合的であるということです。

野球肘の原因として次のものが挙げられます。

野球肘はこれら複数の原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

投球動作を繰り返すことで肘に過剰な負担がかかり、微細な損傷が蓄積します。特に全力投球や長時間の練習が続くと、肘への負担が増大します。また、正しくないフォームで投げると、肘に余分な負担がかかります。

肩や胸、股関節周囲の柔軟性が不足していると、投球時の動作が制限され、結果として肘への負担が増加します。肘周囲の筋肉バランスが崩れることも問題です。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。野球肘は豊富な改善実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

野球肘への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

痛み止めや湿布は一時的な対症療法であり、根本的な原因を解決するものではありません。長期使用による副作用のリスクもあります。

ステロイド注射

効果は一時的で、繰り返し注射を行うと組織の弱体化を招く恐れがあります。また、痛みが抑えられることで無理な投球を再開し、症状を悪化させるリスクもあります。

手術療法

侵襲的な治療であり、術後のリハビリに長期間を要します。また、手術後も完全な可動域の回復が難しいケースが多く、投球パフォーマンスに影響を及ぼす可能性があります。

野球肘を改善するために

野球肘の改善には、まず正確な原因の特定が不可欠です。

当院では5種類の独自検査を行い、あなたの野球肘の原因を明確にします。肘だけでなく、肩や背中、腰、足までの全身の状態を確認し、投球動作全体での問題点を見つけ出します。

また、正しい投球フォームの指導や、自宅でできるストレッチ・トレーニング方法もアドバイスします。症状の改善だけでなく、再発防止のための知識と技術も身につけていただけます。

当院の施術は痛みを取り除くだけの対症療法ではなく、根本的な原因にアプローチする治療法です。一人ひとりの状態に合わせた丁寧な施術で、野球を思い切り楽しめる体を取り戻しましょう。

当院の特徴

当院では、20年以上の臨床経験を持つ院長が問診・検査から施術まで一貫して担当します。施術者が変わることなく、あなたの状態を継続的に把握し、最適な治療を提供できるのが大きな強みです。

検査結果に基づいて、あなただけの施術計画を立てます。肘周囲の筋肉バランスの調整、関節の可動域改善、全身の柔軟性向上など、複合的なアプローチで症状の改善を目指します。

当院で野球肘が改善する理由

5種類の独自検査で症状の原因を明確にし、2,000件を超える改善事例を丁寧に分析した独自の治療システムを確立しています。これにより、最短・最速で改善へと導くことが可能になりました。

解剖学を基礎にした確かな技術で、特にスポーツ障害に関しては豊富な施術実績があり、野球肘の改善にも高い効果を発揮しています。

当院では検査・分析を徹底的に行い、症状の原因を明確にしてからあなたにお伝えします。そして、確かな技術であなたの症状を改善します。野球肘でお悩みなら、ぜひ当院にご相談ください。

野球肘のQ＆A

野球肘は自然に治りますか？

野球肘は適切な休養とケアを行えば改善する可能性がありますが、多くの場合は適切な治療やケアなしでは完全に治ることは難しいです。投球の中止、適切なストレッチ、筋力トレーニング、そして正しいフォームの習得など、積極的な対策が必要です。当院では個々の症状に合わせた回復プログラムを提案しています。

野球肘の人がやってはいけないことは？

痛みを我慢して投げ続けることは絶対に避けてください。また、自己流のフォーム修正、十分な休養を取らないこと、医師の指示を無視した早期復帰も危険です。当院では症状の程度に応じた適切な活動レベルをアドバイスし、段階的な復帰プランを提案しています。

野球肘の治療期間はどのくらいですか？

症状の程度によって大きく異なります。軽度であれば2〜4週間、中等度なら1〜3ヶ月、重度の場合は3〜6ヶ月以上かかることもあります。当院では検査を徹底し、症状の正確な把握と個別の回復プランを作成することで、最短での復帰を目指しています。

野球肘と診断されても投球を続けることはできますか？

痛みがある状態での投球は避けるべきです。症状を悪化させるリスクがあります。当院では痛みの程度や原因に応じて、投球を控える期間や段階的な復帰プランを個別に作成し、長期的な視点での競技生活をサポートします。

野球以外のスポーツでも野球肘になりますか？

はい、テニスやソフトボール、やり投げなど、腕を振る動作を繰り返すスポーツでも同様の症状が発生します。当院ではスポーツの種類を問わず、動作分析に基づいた適切なケアを提供しています。

野球肘に悩まされていた皆さまも、当院での整体施術を受けて、このような変化がありました。

当院の施術を受けることで、野球を純粋に楽しめる体を取り戻すことができます。痛みがなくなるだけでなく、パフォーマンスの向上も期待できるでしょう。

また、適切な身体のケア方法を学ぶことで、将来的なスポーツ活動や健康維持にも良い影響を与えます。野球肘の症状でお悩みなら、ぜひ一度当院にご相談ください。